肌の基本メカニズム
スキンケアの基本は保湿であるとよく言われますが、実際に乾燥肌は全ての肌トラブルの直接的な原因になっています。
こうしたことは、正しい知識がないために起こる場合が多く、基礎知識がある程度あれば、誰でも簡単にできるのが乾燥肌対策なのです。ただし、美容に関する情報は、ウソや間違った情報が非常に多いのも事実で、正しい情報を提供しているのかどうかは、きちんと見極めることが必要です。
乾燥肌とはその名の通り、肌の水分が不足して乾燥してしまった状態を指しますが、スキンケアの基本は保湿 ですから、その反対の乾燥肌が多くの肌トラブルの直接原因になるわけです。
誰もが大嫌いなシミ・しわ・ニキビなどの肌トラブルの大きな原因も、やはり肌の乾燥にある場合が多いのです。「ただ肌が乾燥しているだけだから、それほど気にしなくていい」と考えるのは大きな間違いです。これを放置していると5年後、10年後には、老人のようなカサカサした肌になってしまうかもしれません。
では、どうして肌の水分が乾燥してしまうのでしょうか。もともと正常な肌では、皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗の水分が混ざって天然の保湿クリームが作られているのですが、この天然の保湿クリームが無くなると、水分が蒸発して肌が乾燥してしまうのです。
こうして乾燥してしまった肌にいくら化粧水をつけても、天然の保湿クリームがなければ、結局肌の水分は蒸発し、肌が乾燥してしまいます。この天然の保湿クリームは、皮脂膜と呼ばれ、お肌を外敵から守るバリアの役割も果たしています。
皮脂膜が薄くなった状態になると、肌が乾燥すると共に、敏感肌やニキビ、かゆみ、湿疹など様々な皮膚炎を招く原因にもなるので、この皮脂膜の存在を理解しておくことが非常に大きいわけです。